弁護士に借金について相談する
弁護士の仕事のなかで最近特に増えているものとして、借金に関する法律相談があるといいます。
その内容は、毎月の返済が難しくなっている、とか、多くの金融業者から借金をしていてもうどうして良いかわからない、という、いわゆる多重債務者からの相談、また事業主からは借入れている借金を整理して、傾いている事業の立て直しを図りたい、というようなものが多いようです。
このような問題を抱えている人のための無料相談窓口も増えているので、相談数の増加がことさら目立っている、という面もあるようです。
このような借金に関する問題は、弁護士に依頼することで、毎月の支払額の減額ができるようになったり、借金の整理をすることで状況が良くなる場合もあります。
とはいえ、借金で苦しんでいる人に弁護士に依頼する費用などを用立てることはできるのか、という疑問がわきますが、所得が一定の基準を下回っている人などの場合は費用の立て替え制度が利用できる場合もあります。
このように、今後払っていかなければならない借金についての相談の他、すでに払っている分を取り返す、という、いわゆる過払い金返還請求が最近よく話題になっています。
すでに返済し終わった借金でも、罰則がないため利息制限法以上の高い利率のまま借り入れしていた借金があるのであれば、10年前に遡って金融業者から回収することができる場合があります。
主に2006年以前に消費者金融や商工会ローン、カードローンなどから5年以上の取引をしていたことがあればこれにあてはまるかも知れません。
もう手元に返済に関する明細がなくなっていたり、記憶が曖昧であったとしても、金融業者側から取引明細記録を取り寄せることで確認することができます。
この過払い金の返還請求は弁護士を通さずに自分で行うこともできないわけではないですが、金融業者からの情報提供がスムーズにいかなかったり、また過去のケースでは過去のデータが改ざんされていた、というようなトラブルもあったことなどから、スピーディに進めるためにはやはり弁護士を頼るのが良いようです。
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