弁護士に相談する理由
弁護士は法律のプロですから、何かトラブルに遭遇してしまった際、法律に対して専門的知識を持ち合わせていない一般の人が、法的な判断に基づいた事件処理を望んで弁護士を訪ねるというのはごく自然なことと言えるかも知れません。
弁護士の業務や立場を定めてある弁護士法では、弁護士の役割について、「基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを指名とする」としています。
弁護士が行う業務とは、依頼者の基本的人権を守ることなのです。
場合によっては、依頼者自身では、法的に自分にどのような権利があるのかはっきりとは把握できていない場合もあるでしょう。
またその権利をどのように主張するべきか、その方法がわからないこともめずらしいことではありません。
よって、法律の知識が豊富な弁護士が専門家として、当事者の代わりになって、権利の実現に努めることが必要となってくるわけです。
弁護士同士がそれぞれの依頼者の代理人として話し合うことで、法律というルールに則った問題解決を望むことができ、単に大声で騒ぐ人や力の強い人、社会的地位の高い人などが一方的に他人の権利を侵害するなどという世の中に、一応はならなくて済むようになっているわけです。
弁護士の働きや裁判所の役割などにより、それぞれの基本的人権は守られるシステムになっています。
これは法の秩序に守られた法治国家のあるべき形といえるでしょうし、社会正義、と表現する人もいるかも知れません。
依頼人の立場から言えば、膨大な法律に関する専門知識を突然使いこなすことなどできるわけもありませんし、それを活用しなければ行えない書類作成はもちろん、裁判での効果的な権利の主張を試みると言うことは無謀でしかない、と感じられるはずです。
「もしかしたら当事者同士の話し合いで解決できる問題も、弁護士を入れることで余計にこじれてしまうのではないか」と心配する人もいるようですが、弁護士という専門家同士の話し合いのほうか、的確に、しかもスピーディに解決に結びつくことが多いのも確かなのです。
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